10月5日(土) |
天気:晴れのち曇り |
9時30分、R254三才山トンネル料金所付近にある休憩所にヒロ、トモアッキィそして見送りに来てくれたマコちゃんが集合していた。気温は18℃。
少し遅れてウメ登場。「(マコちゃん)あれ?なんか、タイヤが4本あるんだけど…。」「(ウメ)キミ達、バイクは危ないよ。もうやめた方がいいよ。」ゴールデンウィークに複雑骨折したウメは、退院後に(車検が迫っていたこともあり)一旦バイクを手放していたのであった。まだ骨が完全に繋がっておらず、どの道今回のツーリングにバイクで参加するのは無理だった。
三才山トンネル付近
記念撮影をしてから9時50分に4台で出発。R254→県道174号線→R152→R141→R18→R144を進み、上信越自動車道菅平IC近くで(高速道路で帰宅する)マコちゃんと別れた。
引き続きR144→R406と快調に走り、群馬県に入ってからセブンイレブン嬬恋大笹店で休憩。気温はみるみる上昇し、28℃になっていた。
11時20分にコンビニを出発し、更にR406→R145を約36km進んで東吾妻町のラーメン屋で昼食。この後、関東方面からのメンバーと14時に関越自動車道の塩沢石打SAで集合予定となっている。ここまでは順調に進んでいたのだが、店内が混み合っていてなかなか席を確保できず、時間的余裕がなくなってしまった。13時10分にラーメン屋を後にして、集合場所を目指す。少し遅れそうだ。
R145を高山村まで走り、県道36号線→R17を経て、月夜野ICから関越自動車道を北上。14時15分に塩沢石打SA着。13時30分頃到着していたコダジー、サト、ヨージが出迎えてくれた。この後は本日のメインイベント、魚沼スカイラインを北側から走破する予定だ。
塩沢石打SA
「(ヨージ)そんな図体のデカいファミリカーなんて峠で勝負にならないっス!邪魔なだけっス!後ろをゆっくり走っていればいいっス!」「(ウメ)い、いきなりご挨拶だな。甘く見てると痛い目に遭うぞ〜。とりあえずは先行するから、抜きたければいつでも抜いてくれたまえ。」
14時40分に塩沢石打SAを出発。隊列はウメ、ヨージ、サト、トモアッキィ、ヒロ、コダジ―の順。
六日町ICで高速道路を降りてR253(ほくほく街道)を西に5km程走り、いよいよ魚沼スカイラインに入る。入り口には南魚沼で生まれたとされる戦国の武将、直江兼続のかわいいイラストと共に「わしはこんなとこ来とうはなかった」という、峠の入り口にしてはなんとも微妙な、NHK大河ドラマ「天地人」の名(?)セリフが描かれた大きな「魚沼スカイライン・八箇峠入り口」の案内板があった。果たして来たくもなくなる酷い道なのか!?
魚沼スカイライン入り口
魚沼スカイラインは魚沼丘陵の尾根に沿った、南北に約19km延びる県道だ。道幅は基本的に軽自動車なら普通にすれ違えるという位。センターラインがある区間は少ない。終始タイトなコーナーが連続するワインディング路で、(対向車の心配さえなければ)攻め応えはある。(冬期は積雪の為に通行止。)
GTECのツーリングでメンバー同士の2輪vs4輪は史上初!先頭のウメは愛車をスポーツモードに入れ、アクセルを踏み込んだ。全液晶のメータパネルがモードチェンジのアニメーションと共に赤色の戦闘的な…、いやスポーティーなデザインにチェンジし、否応なしに気分が高まる。足回りはサスペンション(車高調正式)も含めてカスタマイズを行っており、アクセルレスポンスを更に向上させる装置も装着している為、意のままに攻めることができるのだ。
2番手、3番手を走るヨージ、サトも気合充分!「(ヨージ)隙あらば、一瞬で抜かしてぶっちぎってやるっス!赤城山で鍛えたラインディングテクニックを見せつけてやるっス!」
ところが、最初のコーナーを抜けたら、既にウメのクルマは視界から消えていた…。その後はがんばって走っても追い付くことができなかったのである。「(ヨージ)こんなはずはないっス!きっと谷底に落ちたに違いないっス!」すると、六日町展望台に、まるで1時間前から佇んでいるかのようなウメのクルマがあった。「(ウメ)キミ達、あまりに遅いから、谷底にでも落ちたかと心配したYO。」「(ヨージ)け、景色を楽しみながらゆっくりと走っていただけっス!」
とにかく路面の影響を受け難いのが4輪のメリットだ。この道は所々落ち葉が散乱していて、2輪だとライン取り、アクセルワークに気を遣うシーンが多かったが、4輪はそんなのおかまいなしだ。ただし、先述のように道幅が狭く、コーナーの見通しが悪いことから、ウメはいつ対向車が現れるかヒヤヒヤしていた。(結果的にはほんの数台すれ違っただけで、遅いクルマに追いつくこともなかった。)「(サト)その気になっている4輪と走ったの初めてですが、コーナリングスピードが違い過ぎてビックリです〜。」トモアッキィから後ろは終始安全運転。まだ序盤戦なのに、全員揃うまでにはかなりの時間を要した。
所々に落ち葉が散乱・・・
六日町展望台はムイカスノーリゾートの上部に位置し、魚沼盆地を一望することができ、なかなかの眺め。小休止後、終点まで引き続き各々のペースで走行した。
六日町展望台からの眺め
魚沼スカイライン終点でR353を左折。R17との交差点付近で給油して、そこからほど近い本日の宿「ペンション オ:ズ」に16時5分着。
もちろん夜は酒池肉林の宴。自動販売機のアルコールを全て売り切れにしてもなお足りず、宿の人に冷えていなくても構わないからと、ストックを出してもらってむさぼり飲んだ。
売り切れ
(ヨージ)もう思い残すことはないっス!
本日の走行距離:236km(ウメ@安曇野市)/237km(トモアッキィ@安曇野市)/235km(ヒロ@松本市)/261km(ヨージ@江戸川区)
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宿データ |
宿名 |
ペンション オ:ズ |
場所 |
新潟県南魚沼市石打834 |
感想 |
「(ホームページから抜粋)ちょっと不思議な隠れ家ペンション。越後湯沢(石打丸山)にあるペンションオズはタロット占いや、パワーストーンブレスレット作り、クリアキャンドル作りが体験できるちょっと楽しい宿泊施設!石打丸山、上越国際、ガーラ湯沢、セントレジャー舞子へのアクセスも抜群です。」食事が美味しくてオシャレなペンション。コストパフォーマンスはいい。場所は石打丸山スキー場のすぐ下で、この日の宿泊客は他に1組しかいなかった。繁忙期はスキーシーズンと思われる。マスコットの猫が可愛かった。
1泊2食付き(税込み):6,800円
マスコットの猫
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10月5日(日) |
天気:雨のち晴れ |
朝からザーザー雨が降っていた。今日は日本海側だけ天気が悪く、少し南下すれば雨は止む見込みだ。それでも、最初からカッパを着ないで済むに越したことはない。南魚沼市は午前中に曇りとなる予報なので、出来る限り出発時間を遅くして様子を見たものの、激しく降っては弱まりの繰り返しで、一向に回復しそうもなかった。
覚悟を決めて各自雨用の装備を整え、10時30分に宿を出発。R17でみなかみ町を目指す。
覚悟を決めて出発
R17は新潟県から群馬県に入る唯一の一般道だ。今日はひたすら山間部を南下するのだが、この国道は路面が整備されている為、天候に恵まれれば気持ちよく走れると思われる。しかし雨は激しさを増し、ライダーに容赦なく雨粒と路面からの水しぶきを浴びせかけ、タイヤのグリップ性能を著しく低下させる。とあるヘアピンカーブでヒロはアクセルオープン時にリヤタイヤがスリップし、危うくガードレールに突っ込みそうになった。「(ヒロ)GPZ900RはA1型が発売されてから実に35年…。ABS、トラクションコントロールはヤッパシ必要かな…。」
そんなことはつゆ知らず、先頭を行くウメは快適だった。当然のことながら、4輪はすり抜けができないし、加速力もバイクに劣るので、一般道(片側1車線)の追い越し可能区間で遅いクルマを気軽にパスするのは難しい。よって、終始2輪と一緒に行動するのは無理と思われていたが、今回のツーリングに限っては昨日も含めて問題なかった。渋滞には遭わなかったし、みなかみ町までの道中、前のクルマに追いつくと、あおってもいないのに、(不思議と?)みんな道を譲ってくれた。
激しく降っていた雨は、群馬県に入るとピタッと止み、それどころか青空となった。なんというギャップ!?
月夜野ICで関越自動車道に入ると、赤城高原SAで休憩。これから先の天気は問題ないので、各自カッパを脱いだ。この先、藤岡JCTで長野方面(ウメ、トモアッキィ、ヒロ)、東京方面(コダジー、サト、ヨージ)それぞれに向けて別れることから、ここで解散式を行い、12時20分に出発。
赤城高原SA
ウメ、トモアッキィ、ヒロは藤岡JCTから上信越自動車道を進み、横川SAで昼食後、東部湯の丸ICで下りて、後は昨日と逆コースで帰った。コダジー、サト、ヨージは関越自動車道を南下し、それぞれの家路に。そして、長野県組、関東組ともに15時〜16時の間に無事帰宅した。
本日の走行距離:253km(ウメ@安曇野市)/254km(トモアッキィ@安曇野市)/252km(ヒロ@松本市)/223km(ヨージ@江戸川区)
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