|
「グレートツーリング '12 in 佐渡」3日目の5月5日(土)、GTEC一行7台は大佐渡スカイラインを目指して、佐渡市金井地区から妙見山への上り坂(ワインディング)を攻めていた。とはいえ、走り慣れない(網目のように切れ込みが入った)コンクリート製の道で、ハンドルには常にガタガタと振動が来る。とても快適走行とはいかなかった。 妙見山頂上付近で、先頭のウメは突然左側の視界が開けたので目をやると、道の駅のような施設があった。地形の関係上、駐車場の入り口まで左側は斜面になっており、通り過ぎてから初めて気付いたのである。そしてこの施設(白雲台交流センター)は展望台となっているようなので、天気もいいことだし、ウメは立ち寄ることにした。 ひとまず後続が揃うまで路側帯に沿って待機。全員揃ったところで、路側帯の左側にある広い空間(どうやらここも駐車場だったようである)を利用してUターンを行い、駐車場に向かった。ところが、この場所は割と急な斜面となっており、おまけに雪融け水で路面が濡れていた。最後にUターンを行ったYZF1000サンダーエースのカンちゃんは、ついついアクセルを慎重に(控え目に)開けた為、トルク不足でふらついてしまった。傾斜地なのでバランスがうまく取れなかった彼は、もはやどうにもならず、下敷きになるのだけは避けようと、倒れ込むバイクから離れるのが精一杯だった。 「ガシャーン!」その光景を目撃していた一同は、(単なる立ちゴケにしか見えなかったので)「あ〜あ、やっちまったなぁ〜。」と笑いながら見ていた。立ちゴケは過去のツーリングでもほとんどのメンバーがやらかしており、大抵はカウルに傷がついたレベルで済み、走行に支障は出なかった。よって、今回も別段これから先の道中について心配する者はいなかったのである。 斜面下側に倒れた為、カンちゃんはバイクを起こすのに難儀していた。何人かで起こすのを手伝い、損傷の程度を確認する。すると…。「(カンちゃん)ゲッ!走行不No〜!」「(一同)は?」
カンちゃんに白雲台からの眺めを楽しむゆとりはなく、ギアを何とかローに入れると、宿目指して出発した。コースが急斜面なおかげでシフトチェンジする必要がなく、助かった。 宿に到着すると、オーナーさんの計らいで、宿から約6kmの距離にある知り合いの自動車整備工場(以下「ショップ」と記載)に連絡してくれて、バイクを診てもらえることになった。そこまではオーソドックスな一般路。交通量もそこそこある。今度は予めセカンドに入れてから発進。高めのエンジン音を響かせ、いかにも燃費の悪そうな回転数ではあるが、それでも普通に交通の流れに乗って目的地を目指すことができた。やがて教えてもらったショップが見えてきた。失礼ながら、バラックのような建物なので、本当にここでいいのか?と不安になりながら訪問。 ショップでは60代位のおやじさんが対応してくれた。看板には「モータースポーツ」と書かれており、自動車の販売(新車&中古車)も行っているようだ。工場の奥にはオフロードバイクが置いてあったので、これはひょっとしたら、一見雑然とした店舗ながら、2輪車の扱いにも長けている凄腕の人なのかも知れない! ところが、事前に電話で話していたはずなのに、また実際にバイクを前にして状況を説明したのに、修理は不要ではないかと言われる…。冗談ではない。事の重大さが分かっていない!? カンちゃんの方からL字型の金具を固定する応急修理の方法を提案したところ、面倒くさそうに適当な部品を持ってきて、針金で固定してくれたが、どうにも不安の残る留め方…。 しかし、これ以上色々言うのをカンちゃんは諦めた。おカネはいらないと言われたものの、それでも、修理対応していただいたことに対しては感謝していたので、支払いますと言うと、即座に2千円を請求された…。 ショップを後にして、近くにあるホームセンターへ移動。おかげさまでシフトチェンジはできるようになったが、金具の固定方法が甘い為、針金と(念の為予備の)L字金具を購入。針金で補強した。こんなことなら最初からホームセンターへ行けばよかった。
宿に帰ってから、ヒデが持っていた結束バンド(タイラップ)で更に補強。結束バンドは実に便利だ。 とまあトラブルには遭ったが、こうして無事に帰宅することができたのである。とにかく、怪我がなかったことは幸いだった。 |
![]() |
![]() |
・